本来であれば月1でアップしていく予定でしたが、評判が良いので頑張ってハイペースで取材してます。こちら側は全然気にしてないのですが、今のところ業種が被ることなく3回目のインタビュー記事となりました。滞りが無ければこのくらいのペースで行けそうな気がしますので、ご期待ください。
それでは、
『バリっていいとこ!』3回目の連載です。
今回は、WING 中山さんからの紹介で、outdoor shop ELK 高橋準さんと高橋一恵さんにお話を伺ってきました。
それではインタビュースタートです。
- 仕事を始めたきっかけはなんですか?
- 仕事を始めたのはいつからですか?
- 仕事場の環境はどんな感じですか?
- 仕事のやりがいはどんな部分に感じますか?
- どうやってTodoをトラッキングしていますか?
- 現在取り組んでいる課題はありますか?
- 仕事場で採用しているプロセスはありますか?
- どんな人から どのように仕事を助けてもらってますか?
- ちなみにお店の強みはなんですか?
- 一日の流れを教えてください。
- どのように充電(休息)してますか?
- 仕事の合間に何をするのが好きですか?
- 今読んでいる本、またはオススメの本はなにかありますか?
- 憧れの人、目標にしている人はいますか?
- 今後の野望はありますか?
- お気に入りのモノは何ですか?
- 雑談・オフレコ
仕事を始めたきっかけはなんですか?
一恵さん:もともとL.L.beanなど外国のモノが好きで個人的に並行輸入で買ってたんです。
でもそれだと物足りない。
当時は商業施設にも 洋服屋さんでも 靴屋さんでも アウトドアショップと言われるカテゴリーのお店がなかたんですけど、今治(四国)はアウトドアを行うには良いフィールドに恵まれているという事もあって、お店を始めました。
まぁ好きであったという事ですね。
仕事を始めたのはいつからですか?
一恵さん:約31年前です。
仕事場の環境はどんな感じですか?
一恵さん:家族なので、足りない事を補ってます。
例えば接客に関して言えば、お客様の年齢層に関しても私たち世代(50代〜60代)、息子世代(20代〜40代)と対応する事で幅広く対応出来たり、年代に応じたアドバイスなども出来るようにしてます。
仕事のやりがいはどんな部分に感じますか?
一恵さん:例えば60代の方で定年退職されて、お時間ができ 体力的にも余裕がある。経済的にも余裕がある。
そういう方というのは家族の為に何かをする事はあっても、自分の為に何かをする事っていう方はあまりいないんです。
でもそんな方々が自分の為に登山をハイキングくらいからを始められて、
「頑張れた」
「山頂に立ったら悩みが小さな事に感じた」
「感動した。次またどこ行こう」
とか、個人的に見えてきた事があったり、話を聞いたりすると、
「あぁ良かったな」「ご一緒出来て良かった」と思います。
どうやってTodoをトラッキングしていますか?
一恵さん:こだわらず、ざっくりアバウトで。笑
現在取り組んでいる課題はありますか?
一恵さん:お店の方向性的な事で言えば、基本を忘れずに安全第一っていうことですね。
皆さん登山などを始められる時からすれば、年々 年齢を重ねられる毎に体力も衰えていきますけど、目標を達成するともっと高い目標も欲しくなりますよね?
無理な目標達成を第一に考えず、そういう部分でも安全を第一に考え、ブレーキを踏む側としての役割も大事になってきます。
あとは浮かれ足にならずに、お店を地道にやっていけたらなーとは思います。
仕事場で採用しているプロセスはありますか?
一恵さん:創業以来、お客様のお顔と名前を極力覚えるように努力してますね。
どんな人から どのように仕事を助けてもらってますか?
一恵さん:お安く買おうと思えばネットとかで いくらでも買える時代ですし、今治は小さな街ですから、お客様からご紹介や「あの店良いよ」とか口コミだけで成り立っている気がしますね。
ちなみにお店の強みはなんですか?
一恵さん:登山に詳しいのでアドバイスは的確に出来ると思います。また少人数で3人に1人くらいガイドをつける事が出来るので、目が行き届いて初心者の方でも安全に登山するお手伝いが出来ます。
準さん:あとはアークテリクスって言うブランドがあるんですけど、取り扱い出来るお店が限られているので、県内外からお問い合わせや商品を見に来られる方も多いですね。
全国的にモノが少ないので探されている方も多いのですが、うちは結構揃ってる方じゃないかな とは思います。
一日の流れを教えてください。
準さん:基本残業はしない事にしているので、残った業務は翌朝に回して、コーヒー飲みながら「今日何しよっか」みたいな感じで段取りしてます。笑
どのように充電(休息)してますか?
準さん:しっかり休む。笑
-ちなみに定休日ってあるんですか?-
準さん:定休日はないので、交代で。
リフレッシュという事では釣りですかね。
あとは休みは仕事の事は頭から抜く事ですね。まぁ抜けないですけど。笑
仕事の合間に何をするのが好きですか?
準さん:自分の服だったり、リュックだったりを、使いやすいようにカスタマイズしたりもしてますし、お客様から依頼があった商品を用途に合わせてカスタマイズしたりカスタマイズ案を考えたり部品を作ってみたりとかするのが好きですね。
1人1人が登山のスタイルっていうのは違うので既製品では物足りなかったり、拘りがあったりもするんですね。
やはり、ギア(道具)は自分により適したものが良いですからね。
今読んでいる本、またはオススメの本はなにかありますか?
準さん:PEAKSという雑誌なんですけど、特にこの中のコラム「道なき道のケルン」ですね。
これだけの単行本出して欲しいくらいですね。
出たら即買いますよ!笑
3回くらい打ち切られたんですけど、リクエストが多くて毎回復活するという。笑
あと前に出てたPEAKSものなんですけど、全国の周回ルートの特集号(*1)が面白かったですね。
単純に往復するのではなく、周回コースで違う景色を見ながらスタート地点に戻って来られるなら理想的です。
これには僕も付箋を貼りまくってます。笑
(*1) PEAKS 6月号の特集は「輪を描く周回ルートベスト50」
憧れの人、目標にしている人はいますか?
準さん:あのコラム書いてる人ですかね。笑
ホーボージュンさんて言うんですけど、実際にフィールドに出て体験したリアルな話も楽しいですし、コラムは人生相談なんですけど、文章的にも面白いなと思います。
居酒屋で酒飲みながら書いているらしいですけど。笑
文章で人に伝えるって難しいですからね。
そういう面白い文章を書く人とかは憧れますね。
今後の野望はありますか?
準さん:特注モデルを作ることです。
お店限定とかでもいいんですけど、自分の好きなメーカーの自分モデルのリュックとか作って欲しいなーと。笑
-ちなみに好きなメーカーは?-
準さん:良いメーカーは沢山ありますけど、中でもアークテリクスが拘りがすごいと思いますね。
お気に入りのモノは何ですか?
準さん:あのリュックとかかなぁ。
準さん:1番左のは自分が長年使ってきて、へこたれてないアークテリクスのバッグですね。10年以上使って引退させた奴です。
8年くらい前に廃盤になったモデルなんですけど、頑丈で1回も破れたこともないですね。
シチュエーションとかにもよりますけど、バッグや靴は本当10年以上使う人も多いので、ある程度良いものを装備されておくのも長持ちして良いと思いますね。
カタチから入っても全然オッケーだと思います。
長い目で見ると安いですし。
準さん:リュックはリュック本体の重量を気にされる方もいますが、作りによって体感の重さが違うので、重い素材が使われていても、ガッチリ作られていて軽く感じるモノとかはたくさんあります。
軽くて柔らかいモノが良いってわけでもないんですよね。
子供の抱っこもそうですね。
抱っこしてて起きてる時は軽いけど、寝てしまったら急に重く感じますよね。
そういう感じで重さっていうのは、重量だけでなく体にあってるかどうかでも大きく変わるんです。
そういう機能的、観点から見てもアークテリクスは良いメーカーですよ。
雑談・オフレコ
準さん:登山のスタイルは人によって全然違いますね。軽さを求める人が多いんですけど、僕はどっちかって言うと大きいリュックで重い荷物背負って行ってもいいんじゃない?て感じですね。
それなら何でも入れれるし。
上でのんびりしたいなら、椅子とテーブルとご飯ととか いろいろ持っていけますし。
今はトレラン(*2)が流行ってから特に軽くする流れもありますね。登山靴ではなくトレランのシューズだったり、ランする為に荷物が最小限だったりと。
慣れた人だといいんですけど、安全面から見ても最初は普通の登山から始められる方がおススメですね。
(*2)トレイルランニングの略。陸上競技の中長距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るものをさす。トレランやトレイルランと略される。山岳レースとも呼ばれる。
準さん:四国は良いアウトドアフィールドに恵まれてて、登山道だけでなく林道、バス釣りスポットとか全国的にも有名なところもあるので、県外からも多く来られてます。
今治のしまなみ海道も自転車道としては有名ですしね。もっとイベントがあっても良いと思いますね。
-ウェアのおすすめは?-
準さん:ウェアも買うならアークが良いですよ。
アークテリクスは妥協せず作る感じが良いですね。値段は高いですけど。
今は何にでも使われていますが、止水ジップを最初に作ったのもアークですね。
あと、アークテリクスは服に保証書がついてるんです。これは他メーカーにないです。Gore-Texのマウンテンジャケットを買うなら断然アークが良いですね。
アフターに強くて、修理だったりもキッチリ出来るのメーカーなので、10年は着れるので思い入れも出てくると思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
というわけで、今回はoutdoor shop ELKの高橋準さん 高橋一恵さんのインタビューでした。
今回のインタビューを通して、商品知識や登山・フィールド知識が豊富にあり、話を聞くだけで登山に行きたくなりますよ。
またアウトドアに興味なくてもマウンテンパーカーやファッション小物を見に行くだけでも楽しめると思います。
早速ですが、僕もアークテリクスの商品を注文させていただきました。笑
それでは、また次回をお楽しみに!
TEL/FAX : 0898-23-7001
営業時間:(平日) 10:00〜19:00
(日・祭日) 10:00〜18:00
住所:今治市北高下町1-1-25